花粉症のメガネにはどのくらい効果があるのか?
花粉症と言えば、目のかゆみや鼻水・鼻詰まりといった症状に悩まされることが多いですよね。
その花粉症対策でメガネは、マスクと並んで必須とも言われているアイテムです。
でも、マスクはするけれどメガネはしない人って意外と多いですよね。
やっぱり普段メガネをしていないと、印象も変わるし違和感があってやらないという人も多いようです。
そんな花粉症の時期のメガネですが、するのとしないのとではどのくらい効果が違うのでしょうか?
今回は花粉症に対するメガネの効果や、そのおすすめも含めまとめました。
花粉症にメガネは効果があるの?
花粉症対策でマスクはするけど、メガネはしない人って意外と多いようです。
花粉症の時期にメガネをかけずに、目がかゆい思いをして悩んでいませんか。
メガネをしていない人は、メガネをかけたからってそんなに効果がないんだろうと考えている人も多いようです。
確かにメガネをかけても、花粉症の目のかゆみがすべて防げるわけではありませんが、じゃあ実際メガネの効果ってどのくらいなのでしょうか。
たいして花粉を防げないんじゃないの?
そんなふうに思ってしまいがちですが、これはメガネをかけていない場合よりも、実は、
普通のメガネで花粉を50~70%ほどはカットできる
このように言われています。
裸眼だと100%花粉を直で浴びてしまいますが、メガネがあればそれだけで壁の役目を果たしてくれるということですね。
紫外線対策で帽子や日傘をするのと一緒のことです。
また、室内でもメガネはかけておく方がいいと思います。
外に比べると花粉の量は少ないですが、それでも室内に花粉が舞うことは十分あります。
外出して外から持ち込んだ花粉や、洗濯物についた花粉、窓から入ってきた花粉など、目に見えないだけにどこにあるかわかりません。
一応保険くらいのつもりで、室内でもメガネをかけることがオススメです。
コンタクトは花粉症対策にならない
メガネがこのくらい守ってくれるんなら、コンタクトでもいいんじゃないの?
そんなふうに思われる方も多いと思います。
確かに、一見すると目を花粉から守ってくれそうですが、コンタクトをすることはメガネとは違い逆効果になることが指摘されています。
というのも、コンタクトをしている状態で花粉が目に入ったとき、通常なら涙で流すといった作用が起こりますが、コンタクトをしていると
コンタクトと眼球の間に花粉が入り込む。
この可能性があるからです。
こうなってしまうと、花粉はずっと眼球に触れたままになるのでさらにかゆみを増してしまいます。
また、コンタクトをしている状態で万が一目をかいてしまうと、コンタクトが破れたりして眼球を傷つけてしまうことも考えられますよね。
だから、普段コンタクトをしている人は、この時期だけでもメガネに変えたほうが花粉症対策ができます。
花粉症に良いメガネって?
では、花粉症対策にどんなメガネを選んだらいいのかというと、特にレンズの小さいものでなければ決まりはありません。
普通の伊達メガネでいいし、サングラスでもかまいません。
とにかく、眼球を花粉から守るための「壁役としてのメガネ」なので難しく考えなくてもいいと思います。
ただ、今では「花粉症対策メガネ」というのも多く販売されていますよね。
この花粉症対策メガネと普通のメガネとではどう違うのか?
次に、この点について見ていきましょう。
花粉症の対策メガネと普通のメガネとでどう変わるの?
花粉症でメガネをすることに効果があることはわかりましたが、普通のメガネと花粉症対策メガネはどう違うのか?
これも気になる点ですよね。
こんなふうに感じる人も多いでしょう。
実際に私も持っているものを、普通のメガネと見比べてみましょう。
これが花粉症対策メガネと普通のメガネを並べたときの感じです。
花粉症対策メガネが上ですが、見た感じでも大きいような印象がありますね。
これは上からとった写真ですが、左の花粉症対策メガネは上にガードが広くついています。
普通のメガネでは隙間が多いですが、上からの花粉をしっかりとガードできるつくりになっています。
次は、下からの写真を見てみましょう
上から降る花粉ガードよりは小さめですが、普通のメガネよりもしっかりとガードができる感じですね。
そして横から見た普通のメガネ
次が花粉症対策メガネです。
このように、作りから見ても普通のメガネとは大きく違うことがわかります。
花粉症対策メガネの効果は?
この花粉症対策メガネで花粉はいったいどのくらい防げるのか、その効果のほどが知りたいですよね。
先ほどの普通のメガネでは50%~70%ほど花粉をカットできるという話でしたが、この花粉症対策メガネだと、
このように考えられています。
これは、動画でも花粉カット率の実験がされていて、その映像がこれです。
これを見てもわかるように、花粉のカット率は100%に近いくらいの数値になっていますよね。
さらに、厚生労働省のほうからもこんなデータが発表されています。
出典:厚生労働省:『的確な花粉症の治療のために』
http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-10900000-Kenkoukyoku/0000077514.pdf
花粉症対策のマスクとメガネを使用すると、ほとんど花粉を通さないということもこれでわかります。
普通のメガネでも十分効果は期待できますが、さらに上の対策をしたいのなら花粉症対策メガネはとても有効なアイテムでしょうね。
花粉症メガネのおすすめは?
花粉症対策メガネの効果がここまであると、ちょっと使いたいという人も多いのではないでしょうか。
ただ気になるのは値段やデザインですよね。
あまり高いと買う気がなくなるし、デザインが変だと違和感があります。
実際に私が購入したのは眼鏡市場の花粉症対策メガネです。
私の場合は度入りで注文したので結構お金はかかりましたが、フレームだけなら4,000円くらいだと思います。
花粉症対策メガネはこのあたりの値段が一つの目安になるでしょう。
ただ、1000円台の安いものもあります。
それがスカッシーシリーズ
この花粉症対策メガネは低価格なのに機能性が高くて、この時期にはピッタリのメガネで人気が高いです。
ただ、当然伊達メガネになるので、度入りのメガネが欲しい人は実店舗で購入する必要がありますね。
私が購入した眼鏡市場も良いですが、jinsやzoffといったメガネ店のほうがデザイン的にはいいものがそろっていると思います。
価格は眼鏡市場とそこまで変わらないようですね。
花粉症とメガネ:あとがき
花粉症にメガネは効果があるのか。
また、普通のメガネと対策用メガネではどう違うのか、オススメと一緒にまとめましたがいかがでしたか。
今回の花粉症とメガネについてまとめると、
- 普通のメガネでも50~70%ほど花粉をカットできる。
- 花粉症対策メガネで90%以上花粉をカットできる。
- コンタクトは逆効果
- 室内も保険でかけておく
- 花粉症対策メガネは3000~4000円くらい
- 安いものは1000円台
- デザインで選びたいならjinsやzoffがオススメ
- 度入りは価格が高くなるので注意
花粉症の時期はマスクは必須ですが、メガネも同じくらい必須のアイテムです。
目のかゆみで悩んでいる人は、特にこのメガネを中心に対策を考えましょう。
また、目薬やワセリンといったアイテムと一緒に使うことでさらに効果も期待できるので、こちらの記事も一緒に読んでみてくださいね。
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