花粉症の割合は人口の何パーセント?遺伝の関係やうつる可能性
花粉症の時期になると、本当につらい目のかゆみは鼻水・鼻詰まりといった症状に悩まされます。
この花粉症は、周りを見渡すと家族の中にも花粉症はいるし、友人にも何人かいたりします。
また、街中でもマスクをして完全に対策している人などよく見かけますよね。
今この花粉症にかかっている人の割合は、一体何パーセントくらいなんでしょうか?
そして、この花粉症は遺伝などが関係し、他人からうつるようなことはあるのでしょうか?
今回は、こんな花粉症事情についてまとめました。
Contents
花粉症の割合は人口の何パーセント?
花粉症は目のかゆみは鼻の症状など、たくさんの体の異常が出てとてもつらい症状です。
家族の中にもいるし、友人にも何人か花粉症の人はいます。
また、街中でもそれらしき人はよく見かけますよね。
最近ではこの花粉症は増加傾向とも言うし、いったい花粉症の割合は人口の何パーセントくらいまで来ているのか、ちょっと気になりますよね。
そんな花粉症患者の割合は、全国調査ではおよそ25%というように厚生労働省のページにも発表がありました。
http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-10900000-Kenkoukyoku/0000077514.pdf
ただ、こういった数字も正確ではなく、年々増加傾向にあるという意見が多いですね。
というのも、一度花粉症にかかってしまうと、その後根治が難しいからです。
今まで花粉症ではなかった人が花粉症になってしまうことで、その割合もどんどんと増えていっていて、今では花粉症患者の割合は人口の約30%で、3000万人以上は花粉症ではないかと言われているほどです。
この割合も、具体的な治療法が見つからないと、どんどんと増えていってしまうことは明らかですよね。
花粉症患者の割合が増えたワケ
日本でこの花粉症といった症状が注目され始めたのは、1970年代に入ってからだと言われています。
それまでは、こういった話はあまり出てこなかったのですが、この1970年代を境に何が変わったのか?
その中心として考えられているのが、
スギ花粉の増加と食生活の影響
私たちの生活にも大きな変化がありますよね。
まずスギ花粉の増加ですが、これも元となるスギの植林が増えたことが大きな原因とも考えられています。
戦後の高度経済成長の際に、早く育ちやすい杉が大量に植林されたことが影響しているとも言われていますね。
この時代に植えられた杉がどんどんと育ってきて、花粉を飛散させるまでに成長したものが今猛威を振るっていると考えられています。
また、この時代くらいから食生活の欧米化も進み、ファーストフードやコンビニ弁当、総菜など、肉類や油ものの食事も非常に広がりを見せていました。
この二つは花粉症の割合を増加させている原因として、大きく指摘されていることでもあります。
だから、その当時から比べると、今ではおよそ10~15%ほど花粉症患者の割合が増加しているようです。
そして、花粉症患者の低年齢化も指摘されていますね。
多いのは30~50代ですが、徐々に10代の花粉症患者の割合も増えていると見られていて、これから全体の割合も増えていくことが予想されています。
花粉症は遺伝が関係しているの?
この花粉症は遺伝が関係するのか?
こんな疑問を持ったことはないでしょうか。
花粉症になりやすい、なりにくいというのはあると思いますが、花粉症はアレルギー疾患によるものです。
アレルギー体質というものは遺伝が大きく関係していると言われており、両親や親戚がアレルギー疾患を持っていると、高い確率であなたもアレルギー体質になると考えられています。
反対に両親ともにアレルギー体質ではない場合は、花粉症にかかる確率も減るようです。
もし両親2人ともが花粉症にかかっていたら、あなたも花粉症になるのかというと、そういったわけではないようです。
こういった見方が強いですね。
環境によって変わる花粉症
この花粉症は遺伝によるところも大きく、両親が花粉症だとやっぱり子供も花粉症にはなりやすいようですね。
ただ、花粉症になる原因として指摘されているのは、この遺伝の問題だけではなくてむしろ後天的な環境の問題が大きく取り上げられています。
どういうことなのかというと、
添加物の多いファーストフードやお菓子、油ものや糖分の高いものなど乱れた食生活は、いち早く取り上げられた原因ですね。
他にも、ストレスや睡眠不足なども大きく影響していると考えられています。
さらに、大気汚染や都会的な住環境なども関係していると言われています。
花粉症は人からうつるの?
あまり考えたことがないかもしれませんが、
花粉症ってうつるものなのか?
こんな疑問もあったりしませんか。
まるで風邪やインフルエンザのように、花粉症も他人からうつる事はあるのか、というと、
こう考えられていますね。
というのも、花粉症はアレルギー疾患によるものなので、風邪やインフルエンザのようにウイルスの問題ではなく、体質の問題だからです。
とはいえ、クシャミをしている人の近くに行きたい人は、あまりいないと思います。
花粉症で鼻水やクシャミが出る人は、きちんとマスクをしておくことが必要です。
自分の花粉症対策のためではありますが、周りにも迷惑がかかってしまうときがあるので、きちんとマスクはしておきましょう。
また、花粉症とややこしいケースがあるのが風邪です。
クシャミや鼻水などは、花粉症も風邪も似たような症状が出ることも多いので、もしそれが風邪だった場合はうつります。
この辺のことは注意しておきたいですよね。
あとがき
花粉症の割合は人口の何パーセントほどなのか。
また、遺伝の関係や他人からうつる事はあるのかを見ていきましたがいかがでしたか。
今回の内容をまとめると
- 人口の約25~30%(3000万人以上)ほどが花粉症にかかっている。
- 今後も増加傾向にある
- 若年化が進んでいる。
- アレルギー体質は遺伝する可能性が高い。
- 両親が花粉症だと子供もなりやすい。
- 遺伝しても必ずしも花粉症にかかるとは限らない。
- 生活習慣や環境に左右される。
- 花粉症はうつらないが対策はキチンとする。
- 風邪と似た症状があるので間違えやすい。
花粉症の割合もどんどん増えているということで、さすがに国としてもいろいろ対策して欲しいですよね。
そんな花粉症の影響で、仕事や生活にも大きな影響が出ているため、この時期の経力もいくらか低下する傾向にあるようです。
その一方で、花粉症グッズなどの業界はにぎわっているようですね。
参照記事今後もどんどん増えるであろう花粉症の悩みに対して、決定的な解決策が早くほしいところですね。
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