花粉症は日本だけ?海外の事情は?北海道や沖縄にはないって本当?

花粉症
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春先の2月終わりごろから5月までにかけて、花粉症のピークが訪れますよね。

目のかゆみは鼻水・鼻詰まりなど、辛い症状に悩まされますが、この花粉症って日本以外にも海外で流行しているんでしょうか?

また、北海道や沖縄の人たちは、花粉症に悩まされている人が少ないのは本当なのか?

今回は日本や海外などその花粉症事情についてまとめました。

 

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花粉症は日本だけなの?

花粉症は今や日本国民の25%以上で、4人に1人はかかっていると言われています。

ですので、3000万人以上もの人がこの花粉症に悩まされていることになります。

そして、この花粉症患者は毎年これから増加していくだろうと見られていますし、ますます花粉症に悩む人が日本で増えることが考えられています。

そんな花粉症患者の割合が、厚生労働省の全国調査ページにも発表がありました。

http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-10900000-Kenkoukyoku/0000077514.pdf

 

今では花粉症患者の割合は、人口の約30%になっているとも言われています。

 

また、花粉症に一度かかると、今では決定的な治療法もなく薬などの対症療法でしか対策できません。

だから、

これから花粉症の人は増えるのに、治る人が少ない。

そんな悪循環でどんどん日本で患者が増えると予想されます。

 

では、この花粉症って日本だけのものなのか、海外ではどうなのか?

という点が気になりますよね。

 

この花粉症は実は、日本だけではなく海外でも起こっているようです。

 

日本の花粉症事情

ただ、日本の事情とはだいぶ異なるようです。

日本ではひどくスギ花粉が舞って、国民の4人に1人がかかるような事態になっていますが、このスギ花粉をはじめヒノキ花粉も加えると、2~5月の時期に集中して花粉が飛散します。

だから、この季節以外ではそれほど花粉症で悩まされる人はいませんよね。

 

このような季節病ともいえる花粉症は、海外には見られにくいようです。

日本では戦後の高度経済成長の際に、早く育ちやすい杉が大量に植林がすすめられたことが、今のこの状況に影響しているとも言われていますね。

日本では1970年ごろから花粉症患者が増加しており、スギ花粉の増加とともに食生活の欧米化も花粉症患者が増える原因に拍車をかけたと言われています。

参照記事

花粉症の割合は人口の何パーセント?遺伝の関係やうつる可能性

 

 

花粉症は海外でかかる人はいるの?

日本ではスギやヒノキの花粉に悩まされる人が多いですが、海外でも日本のように花粉症はあるのでしょうか?

そんな海外の花粉症事情ですが、まずは日本のような「四季」がある国ばかりではないですよね。

日本の気候と海外の気候では違う面も多いので、日本のように2~5月に集中してスギやヒノキの花粉に悩まされるといった光景は珍しいようです。

この2~5月の時期にマスクをして外を歩いている姿に、海外の人たちは驚かされるようで、日本のこの時期の光景はカルチャーショックを受ける人も多いのだとか。

 

 

ただ、海外には花粉症はないのかというとそうではありません。

英語でも花粉症は「Hay Fever」などと呼ばれるように、西洋の国々でも国民の2~3割の人が何らかの花粉症(花粉アレルギー)を患っているとも言われています。

だから、日本人だから花粉症になりやすいとかそういったことではないようで、海外から日本に来た人で、スギやヒノキの花粉症にかかった人も多いようですね。

 

海外の花粉症事情

では、海外ではどんな花粉症に悩まされているのか気になるところだと思います。

例えば、アメリカではブタクサと呼ばれる植物の花粉が多いと言われています。

ブタクサは日本でも生息しているキク科の花粉で、日本では8~10月ごろにかけて花粉の飛散がある植物です。

またヨーロッパでは、カモガヤなどのイネ科の植物が牧草地に自生しているため、それが夏~秋にかけて花粉が舞い、それによって花粉症となる人が多いのだそうです。

  • 日本:スギ花粉
  • アメリカ:ブタクサ花粉
  • ヨーロッパ:イネ科花粉

 

この3つの花粉症が世界三大花粉症とも言われているようですね。

 

また、マレーシアなどの熱帯気候の東南アジア地域は、花粉症がほとんどみられないそうです。

韓国や台湾なども花粉症はあまりないようですが、代わりに中国からの黄砂やPM2.5といった別の悩みが多いようですね。

 

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花粉症は北海道や沖縄にはないって本当?

花粉症は日本中みんなが苦しんでいるのかと思いきや、北海道や沖縄では花粉症で悩まされている人は少ないと言われています。

実際に、北海道や沖縄では花粉症患者は少ないようですね。

 

どうしてこの地域だけ花粉症が少ないのか、北海道や沖縄の人は花粉症にかかりにくい体質なのかというと、そういうわけではありません。

実は北海道や沖縄には、日本の主な花粉症の原因である、スギやヒノキの花粉が本州のようにあまり飛んでいないからなんです。

 

 

北海道や沖縄は、本州の気候とはちょっと異なる部分がありますよね。

だから杉が生育しにくい環境でもあり、杉の植林には積極的ではなかったようです。

 

北海道の花粉症事情

北海道では杉が育ちにくい環境ではあるのですが、北海道の場合はスギ花粉症がほぼない代わりに「白樺(シラカバ)」と呼ばれる木の花粉症が存在します。

このシラカバは北海道に行くとかなりよく見られる木ですね。

シラカバの花粉症は主に5~6月に見られるようですが、逆に本州ではほとんど見られない花粉症なので、北海道特有の花粉症と言っていいかもしれません。

スギの花粉症もあることにはあるようですが、一部地域といったところのようです。

 

北海道といってもその広さは半端ないので、道南と道央、道北など、地域によってその花粉症の種類も若干変わってくるようですね。

 

 

沖縄の花粉症事情

沖縄の気候も本州とはかなり異なった面があります。

本州に比べるとかなり暑い地域なので、6月くらいになるとすでに夏が近づいている感覚ですよね。

梅雨の時期も6月には梅雨明けするし、スギが育つ環境にはなりにくいようです。

 

また、国策であった杉の植林がなされる前は、アメリカ統治下だった沖縄で植林が行われなかったことや、スギの木が台風に耐えられないなど、さまざまな土地の環境に合わないからだそうですね。

 

ただ、北海道のシラカバと同じく、沖縄でも特有の花粉症があるそうです。

2~3月にリュウキュウマツと呼ばれる木や、10~11月にはススキやチガヤなどの雑草、サトウキビの花粉などが多いようですね。

だから、本州のようなスギやヒノキの花粉ではないですが、北海道も沖縄にも「花粉症が全くないわけではない。」という事なんですね。

 

あとがき

花粉症は日本だけのものなのか。

海外の花粉症はどうなのか、そして北海道や沖縄に花粉症の人が少ない理由について見てきましたがいかがでしたか。

 

今回の内容をまとめると、

日本の花粉症事情
  • スギやヒノキの花粉症が大半
  • 1970年以降急激に増加
  • 北海道や沖縄にも本州とは違う花粉症がある。
海外の花粉症事情
  • 海外にも花粉症はある。
  • 日本のように集中した季節ではない国も。
  • 日本のような花粉症対策は驚かれることが多い。

 

花粉症は日本だけのものかと思ってしまいがちですが、事情は違えど海外にも花粉症はあったのですね。

 

また、北海道や沖縄では花粉症はないと思われがちでしたが、その地域特有の花粉症というのが存在していたんですね。

だから、花粉症を避けるなら5月から年明けくらいまでは本州で、2~5月の花粉症の時期は北海道か沖縄に移住する。

そうすると花粉症を避けて生活ができますが・・・、なかなか難しいプランですね。

 

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