多汗症が脇や顔、手足に現れる原因は何なの?全身の場合は?
多汗症で脇にいつも汗をかいてしまうのは、いくつかの原因が考えられます。
また、脇だけではなく顔や手、頭や足など、人によって色々なところに、必要以上に汗をたくさんかいてしまう悩みを抱えている人も多いですね。
さらに、全身の汗の量が多く感じる人もいます。
普段、私たちの一般的な汗は「体温調節のための汗」が主ですが、その発汗をコントロールしている交感神経が、何らかの異常が発生して汗が過剰に出てしまう、止まらなくなってしまうのが多汗症のメカニズムとして知られていますし、さらには、まだ他のことが多汗症の原因になっていることも考えられています。
まとめると、多汗症の原因には、
- 精神的なもの
- 肉体的なもの
- 病気
その他にも細かく見ていくと、さまざまなことが考えられているというわけなのですね。
では、具体的にどういうことが多汗症の原因なのか?
気になるこれらの原因についてまとめました。
Contents
多汗症の原因はいったい何なの?
私達は、気温が暑かったり運動したりすると汗をかきますよね。
これは、体温調節のために汗をかいて体温を下げているのですが、それが終われば発汗は収まります。
ただし、多汗症の場合では、この発汗が過剰になったり、別に気温が暑くもないのに、脇や手のひらに大量に汗をかいてベトベトになってしまったりと、生活に支障をきたすまでに至ってしまうケースも少なくありません。
そんな多汗症の原因として考えられているのは、大きく分けて2つあり、
- 精神的なもの(緊張・ストレス・不安など)
- 身体的なもの(肥満・病気・生活習慣の乱れなど)
このように分けられます。
多汗症の原因【精神的なもの】
多汗症の原因には精神的なものが関係していると考えられています。
具体的なシーンで言うと、例えば、
- これから面接で順番が来るのを待っている。
- 試験の合格発表が間近に迫っている。
- 車で事故を起こしてしまった。
- 初めてのデートをどうすれば良いのか悩んでいる。
- 待ち合わせの時間に間に合わなくなってしまった。
こういった場面はあなたも経験したことがあると思いますが、多汗症だとか関係なく、脇や手のひらに汗を感じるシーンだと思います。
多汗症の場合はこういったシーンで「汗が過剰に分泌される。」「汗がしたたり落ちる。」と、なるくらいまで汗が出てしまうので、生活にも支障をきたすケースも多いのですね。
多汗症の原因では、この「精神的発汗」が特に多いと考えられていて、
- 不安感が強い人
- あがり症の人
- 神経質な人
このような性格の人がなりやすい傾向にあるようです。
これらの不安やストレス、緊張が、発汗をコントロールしている「交感神経」に異常をきたすような働きをしてしまい、汗の分泌が止まらなくなってしまうことにつながっていると考えられています。
これが、精神的なものが原因となる多汗症のメカニズムの1つとされています。
多汗症の原因【身体的なもの】
多汗症の原因には身体的なことも関係していると考えられています。
具体的に言うと、例えば
- 食べ過ぎで標準よりも体重がかなりある。
- 普段ジャンクフードやお菓子ばかり食べている。
- 睡眠が不規則でいつも寝不足。
- ヘビースモーカーでいつもタバコを吸っている。
- 歳を重ねるに連れて汗の量が多くなったような気がする。
他にも色々なことが考えられますが、身体的なことが関係している場合には、
- 肥満
- 喫煙
- 病気
- 食生活の乱れ
- 睡眠不足
こういったことが多汗症の原因に繋がると考えられています。
病気の場合は少し事情が違いますが、一般的な原因として大きくこれらをまとめると、「生活習慣の乱れ」が多汗症の原因に大きくつながっていることがわかります。
例えば、タバコのニコチンは発汗をコントロールしている交感神経を刺激し、活発にさせることが考えられていますし、コーヒーなどに含まれるカフェインも同じような作用があると考えられています。
肥満の人は、脂肪や塩分の多い食生活になりがちで、それらの食生活の乱れは交感神経に異常をきたすキッカケにもなると考えられています。
また、肥満によって脂肪が厚くなり、うまく熱を逃がすことが出来なくなってしまうことから汗の量が多くなってしまうことにもつながります。
そして、睡眠不足はホルモンバランスの乱れを引き起こし、自律神経の乱れにも繋がるので、そこからうまく汗の量がコントロールできなくなってしまうことにも繋がる可能性があるのですね。
このように、多汗症の原因と言ってもたくさんのことが考えられるので、なかなか1つに特定するのは難しいと考えられているのです。
*これらの原因についても諸説あり、交感神経が刺激されるメカニズムについてはまだまだわからないことも多いようです
多汗症が脇や顔、手足に現れる原因は何なの?
私達が普段かく汗は、体温調節のための汗が多いですが、いつも汗はどのあたりから出ているでしょうか?
顔や頭、脇の下などは汗を感じやすい部分ですよね。この部分の汗が多くて止まらないというのは、汗腺(汗を出す器官)が他の部分よりも多くあるためです。
ですので、脇汗で服のシミやニオイが気になったりする人が多いのですね。
多汗症でなかってもこういった悩みはなかなか尽きませんが、交感神経に何らかの刺激が加わって多汗症になってしまった場合、普通の人より顔や頭、脇の下からは汗がたくさん出ることも十分に考えられます。
また、多汗症の人は脇や顔、手足に汗を多く感じることが多いと思いますが、その原因の多くには、上で見てもらった「精神的発汗」が大きく関わっていると考えられています。
ですので、不安やストレスなどを抱えていると、家でゆっくりしていても知らないうちに脇汗でジットリしているなどのケースもあります。
手のひらや足に現れる多汗症
手のひらや足の裏などは、体温調節のための汗だけでは蒸れることは多くても、汗でビショビショになったりすることはあまりありません。
手のひらに汗をかくのは精神的にストレスを感じた場合や、緊張状態にある時に多いですし、「手に汗握る」と言った言葉もあるように、何か精神的に作用する場面でこのような現象が起こりやすいです。
ですので、多汗症の特徴として、手のひらや足の裏といった部分に汗をたくさんかくといった人は、精神的なことが関わっていることが多いと考えられています。
例えば、ホテルでチェックインする時に名前や住所を書きますが、「人に見られて物を書いている。」といったような、ちょっとした緊張でも交感神経に強い刺激を与えてしまい、手汗でビッショリになってしまうといった人もいます。
多汗症が全身に現れる原因は何なの?
多汗症の場合では上で見てもらったように、いろんな箇所で汗がたくさん出て止まらないといったことが起こってしまう症状ですが、全身の汗が吹き出て止まらないといったケースは少ないようです。
人によって多汗症の症状が顕著に出る場所は違ってきますが、脇の下や顔、頭や手足など、局所的に現れることが多いようです。
だから、もしあなたの汗が全身の色んな所で多く感じられる場合は、何かしらの病気や疾患が原因だというケースも考えないといけないということになってきます。
では、汗が全身から多く感じる場合、いったいどんな病気や疾患が原因だと考えられるのか?
それらをまとめました。
- 糖尿病
- 自律神経失調症
- 褐色細胞腫
- 急性リウマチ
- 生殖器障害
- 甲状腺機能亢進症(バセドー病)
- 更年期障害
こういった病気や疾患が原因で、多汗症のようにちょっとしたことで汗が吹き出て止まらなくなってしまいます。
ただ、病気や疾患の場合は汗だけではなく、他にも体の不調が現れることが多いです。
例えば、
「身体がいつもだるい。」「イライラする。」「食欲がすごく出る。」「すごく食べているのに体重が減っていく。」「手足が震える」
など、なにか不調を感じることが続いているようなら、一度病院で診察してもらうことをオススメします。
【あとがき】多汗症の原因とその対策や治療は?
このようにさまざまなことが原因として考えられる多汗症ですが、やはりそれだけ様々な対策や治療も考えられますよね。
自分である程度原因に心あたりがあるのなら、それを徐々に改善していけばいいと思いますし、わからない場合は病院で医師の診断を受け、アドバイスを貰うことも一つの方法ですね。
また、そういった対策や治療をしながら、グッズなどをつかって気になる脇汗を止めたり、シミを作らないようにしていくのが流れとしていいと思います。
また、汗の量が多いとどうしてもニオイも気になると思うので、グッズに頼るシーンも多くなると思います。
とはいっても、
一体どういうものを使ったらいいのか?
実際購入しようかと思っても、いっぱい販売されていて、
- 一体どれがいいのかわからない?
- 本当に効果があるの?
といった悩みも出てきますよね。
あなたも購入するなら損したくないし、良い商品を選びたいと思っているはず。
色々使って自分に合うものを探すのもいいですが、なかなかそんな時間もないし早く探したいと思うし、何よりお金がもったいないと思うので、そんなあなたのためにいろんなグッズを実際に使ったり、口コミなどでも人気のものをわかりやすくまとめました。
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