多汗症の手術をしたいと思っても、いったいどのくらいの費用がかかるのか、気になりますよね?また、保険適用されるかどうかも大きく左右するので知っておきたいところだと思います。
そして、手術をする時にどうしても頭に浮かぶ、後遺症の問題についてこれらの気になる治療の悩みについてまとめました。
多汗症の手術はどのくらい費用がかかるの?
多汗症の手術を受けようと思ったとき、気になることの1つに費用の問題があると思います。
当然いくら掛かるのか知りたいところだと思いますが、その費用については病院によっても若干幅があるし、多汗症には脇や手足などの部位によっても手術の方法が違います。
また、実は全身の汗が止まらないといった多汗症は、実は病気だったなんていうケースもあり、まずは病院にいって診断してもらうことが必要な場合もあります。
そこでまずは、脇や手足の多汗症にはどんな手術や治療方法があるのか、代表的な手術を一覧にしてみました。
手足の多汗症の手術方法
- イオントフォレーシス
- 胸腔鏡下交感神経節遮断術(ETS手術)
ワキガ・脇汗の手術方法
- ボツリヌス療法(ボトックス注射)
- 吸引法
- ミラドライ(ウルセラドライ)
- 剪除法
- 電気凝固法
- イナバ式皮下組織削除法
このような手術や治療が代表的な方法として知られていますね。
そして、これらの費用は保険が利くか利かないかでも大きく変わってきます。そこで次に、手術は保険適用されるのか?その場合の費用はどうなのかを表にしてまとめました。
多汗症の手術に保険は適用されるの?
多汗症の手術や治療には保険適用はされるのかどうかですが、保険のきく手術は少なめで自由診療になる場合が多いです。
また、その症状の重さによって医師の判断によって保険が適用されるかどうかも決まるので、必ずしも保険が利くとも限りません。
まずは医師に相談して、あなたが手術や治療を受けた場合に費用はどうなるのかを聞いてもらうのが一番確実です。
ただ、そうはいっても、だいたいでいいからどのくらいの費用がかかるのか知りたいと思うので、ある程度の相場を元にそれぞれの治療でどの程度の費用がかかるのかを表にしました。
治療方法 | 費用 |
イオントフォレーシス | 保険適用時で1回700円程度 |
胸腔鏡下交感神経節遮断術(ETS手術) | 保険診療の場合は10万円程度 |
ボツリヌス療法(ボトックス注射) | 3~9万円 |
吸引法 | 10~20万円 |
ミラドライ(ウルセラドライ) | 30~35万円 |
剪除法(両わき) | 自由診療の場合は20万~40万円 |
保険診療の場合は4万~7万円 | |
電気凝固法 | 3~8万円 |
イナバ式皮下組織削除法 | 20~30万円 |
*これらの費用はおおよその金額ですので、詳しくは各病院で問い合わせをして下さい。
多汗症の手術の気になる後遺症について
多汗症の手術をして、気になるのがその後の副作用、後遺症の問題です。
この後遺症の問題として最も多く言われているのが、
「代償性発汗」
例えば、手汗の多汗症手術のために胸腔鏡下交感神経節遮断術(ETS手術)を行ったとしましょう。この手術が成功して気になる手汗はおさまりましたが、代償性発汗が現れて顔に今まで以上に汗が出てきてしまった。
このように、気になる部分の汗は収まったけど、代わりに違う場所の汗の量が増えてしまったという後遺症が残る場合があります。
多汗症の手術をする場合にこの説明もあると思いますが、これらの後遺症の可能性もあるということを十分理解した上でないと後悔するので、きっちりと考えてから決断するようにして下さい。
あとがき
多汗症の手術には費用や後遺症など気になることもたくさんあると思いますが、症状が軽い場合にはグッズで対策できる部分も少なからずあります。
こちらのページでは、色々なグッズをまとめてわかりやすく解説しているので、是非ご覧になってください。
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