30歳を越えたあたりから気になり始める加齢臭ですが、あなたは普段何か予防をしていますか?
よく思いつく加齢臭対策にはシャンプーや石鹸など何かのアイテムを使って臭いを消そうとしていると思います。この方法もとても大切で、加齢臭の原因となっている「ノネナール」という物質を取り除くにはとても効果的です。
そのシャンプーや石鹸についてまとめた記事がありますので、是非こちらもご覧になって下さい。
関連ページシャンプーや石鹸で臭いの原因物質を取り除かないと、加齢臭がどんどん強くなっていくので日々のケアは欠かせません。しかし、これは根本的な予防ではなく
ここでは加齢臭の予防法として根本となる原因を極力防ぐための事前対応と、それに深く関わる運動や食べ物との関係についてまとめました。
加齢臭の予防法にはどんなことがあるの?
加齢臭の予防法についてですが、どのような方法があるのか想像がつくでしょうか?
その方法はひとことで言うと、
- 生活習慣の改善
これが重要だと考えられています。
とくに、
- 食べ物・飲み物
- 運動
- ストレス
これらが大きく関わっていると考えられています。
それには加齢臭の原因から知ることでよりわかりやすくなると思いますが、その原因は皮脂や脂肪酸などが酸化分解されて発生する「ノネナール」という物質にあります。
でも、皮脂は若いころでも普通にたくさん出ます。
それなのに加齢臭と呼ばれるような臭いがしないのは、体の抗酸化力(酸化に抵抗する力)が強かったためで、これが年齢を重ねると弱くなっていってしまいます。
若いころはある程度無茶をしていてもなんとかなっていたものが、年齢を重ねて同じようにしていたら無理が効かなくなってきたというような感じでしょう。
ここで出てくる
- 「酸化」
という言葉が加齢臭の予防法における一つのキーワードになります。そして、いかに酸化を防げるかが加齢臭予防に繋がるというわけなのですね。
さて、その酸化と関わりがある加齢臭の予防法ですが、大きく見て2つの方向性があります。
- 皮脂を少なくすること
- 体の抗酸化力を強めてあげる予防法
これらを意識することで加齢臭が出ないように取り組んでいくのですが、それが最初に触れた「生活習慣の改善」ということなのですね。
生活習慣の乱れという言葉はあなたも今まで幾度となく聞いてきたと思いますが、やっぱり普段の生活の中で偏った生活をしていると、加齢臭も含めて体の不調や病気になりやすくなってしまうのです。
そんな生活習慣の乱れをきちっと改善していくために、まず欠かせないのは、
では、加齢臭と食べ物・飲み物の関係とはどのようにつながっているのか見ていきましょう。
加齢臭の予防と食べ物の関係は?
加齢臭の予防と食べ物や飲み物との関係についてですが、上でも触れたように皮脂が加齢臭の原因になっています。つまり、
- 皮脂がたくさん出てしまうとそれだけ加齢臭の原因も多くなる。
ということがいえますね。
シャンプーや石鹸での加齢臭対策は、この出てきた皮脂を取り除くことで加齢臭としてニオイを出すのを防いでいるわけなんですね。
だから、これも重要な対策です。
しかし、この皮脂の量が少なかったら加齢臭の原因も少なくなるので、臭いが発生する割合も減らすことが出来ます。
そこで大きく関わっているのが食べ物や飲み物です。
脂質の多い食べ物は、それだけ皮脂を多く出してしまう原因にもなりますが、その代表的な食べ物といえば、
このような食べ物は皮脂や脂肪酸を多く摂ることになるので、加齢臭を加速させる原因にもなってしまいます。
あわせて、気をつけておきたいものが
「食品添加物」
これも体の酸化を早めることに繋がる可能性が高いと考えられています。
食品添加物はいわゆる「加工品」に多く含まれている傾向でソーセージやハム、バターなどですね。
このような気をつけておきたい食べ物はたくさんありますが、代表的なものをピックアップしてみました。
加齢臭予防で気をつけたい食べ物や飲み物
- 肉類・乳製品:動物性たんぱく質を多く含むもの
- 油物:揚げ物やポテトチップスなど
- 添加物の多いもの:ソーセージやハム、バターなど
肉類などの動物性たんぱく質や動物性脂肪をはじめとする食べ物を好んで食べていると、加齢臭が強くなる原因にもなります。
また、ワキガの原因であるアポクリン腺を刺激してワキガの臭いを強くしてしまうことも考えられます。
でも、これらを全く食べないで生活するのは難しいですよね。だから、全く食べないというわけではなくて偏り過ぎないことが大切なんです。
その一方で、抗酸化力を高めてくれる食べ物や飲み物もあります。
抗酸化力を高めてくれる食べ物や飲み物
一般的に和食とされる野菜や魚、大豆(味噌や豆腐など)を中心とした食事は、抗酸化作用の高い栄養素として必要なビタミンA、C、E、ポリフェノール、クエン酸などを多く含んでいる傾向にあります。
ビタミンAの多い食べ物- 鶏レバー、うなぎ、ホタルイカ、すじこ、かぼちゃ、春菊、にんじん、ほうれん草、たまご、しそなど
- ニラ、パセリ、ほうれん草、しそ、ピーマン、チンゲン菜、トマト、ブロッコリー、芽キャベツ、小松菜、アセロラ、春菊など
- みかん、グレープフルーツ、オレンジ、レモン、キウイ、アセロラ、イチゴなど
- 春菊、ニラ、アスパラバス、ほうれん草、竹の子、かぼちゃ、サツマイモ、玄米、胚芽米、菜種油など
- プルーン、ブルーベリー、アーモンドなど
- マグロ、ホタテ、イクラうなぎ、サバ、サンマ、鮭、マグロ、カレイなど
飲み物では緑茶に含まれるカテキンにも抗酸化作用があります。
このような食べ物を見ると、肉類や油物といったものはある程度避けたほうが良いというのは意識できますよね。
でも、あくまでバランス良く食事することが大切なので、あまり過剰に反応し過ぎないようにしてくださいね。
こちらも参考になると思うので、あわせてご覧になって下さい。
関連ページ>>体臭改善に効果が期待できる食べ物や飲み物は?運動や体質は?予防
加齢臭の予防と運動の関係は?
加齢臭の予防と運動がどう関係するのか、なかなかイメージが湧かない人もいると思います。
実は、加齢臭と運動にはつながりがあって、その運動とは有酸素運動です。
ランニングやウォーキング、水泳などですが、運動のポイントは、
- 体に負担をかけ過ぎない程度の運動
ということになります。
まずは、有酸素運動によって遊離脂肪酸の燃焼を目的としています。
いわゆる「脂肪の燃焼」ですね。
脂肪が燃焼し始めるのは有酸素運動を行ってから20~30分と言われているので、ゆるく、あまり負担になり過ぎないように体を動かすのがいいですね。
もう一つの目的は
- 「汗をかくこと」
運動しないでじっとしていたら、あまり汗はかきませんよね。そうなると汗腺が衰えてきたり、ちょっとした運動で汗だくになってしまいます。
ここで汗腺がおやすみ状態に入っていると、このようにたまに汗をかくときにそれまでに溜まっていた汚れが汗と一緒に出てしまい、体臭として感じやすくなっると考えられています。
だから、適度に運動して汗腺を刺激し汗を出すことは、普段の汗が「質のいい汗」として流れ出るため、体臭となって感じにくくなるのですね。
あとがき
抗酸化作用というものが加齢臭に大きく関わっていることがうえで、その予防も方向性が見えてきたのではないでしょうか。
また、ここで見てもらったことは加齢臭だけではなく、「美容」の面でも大きく関わりがあります。
特に女性は年齢を重ねるごとにシミやシワ等が気になると思いますが、これも酸化による影響が現れていると考えられています。
ですので、加齢臭予防は自然と美容にも繋がっていることが言えるのですね。
女性の場合ニオイはそこまで気にならないけど、美容のためになるんだったら頑張れるという人もいるのではないでしょうか?
そして他にも、病気や体調などの健康面でも大きな意味があります。
今回見てもらったことは、加齢臭予防の目的であると同時に身体全体を整えることに繋がるものだと意識すると、より力を入れられるかもしれませんね。
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