水虫の治療は皮膚科で診てもらえるの?必要な期間や薬の種類は?病院
水虫がひどくなると病院に行こうと考える人も多いと思いますが、治療には皮膚科などでみてもらえるのでしょうか?
また、その治療に必要な期間や、処方される薬の種類などはどのような感じになっているのでしょうか?
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水虫の治療は皮膚科で診てもらえるの?
水虫の治療をしてもらおうとすると、病院では何科に行けばいいのか?
真っ先に思い浮かぶのは皮膚科だと思います。そして、水虫の治療は皮膚科で行ってもらえます。
実際に皮膚科に行くと、どのような治療が進められるのでしょうか?
顕微鏡検査
まず最初はそれが本当に水虫なのかどうかの検査が行われると思います。そのために
- 「顕微鏡検査」
- 「血液検査」
といったことが必要に応じてされるでしょう。
検査前に市販薬などを使っていると、水虫の原因菌である白癬菌がうまく検出されないケースもあるようなので、受診する前は薬の使用は控えたほうがいいですね。
ここで白癬菌が検出されると、水虫だということになります。
外見から水虫のような症状が見えたとしても、ここで水虫の原因菌の白癬菌が見つからなければ、違う病気が原因だということになるので、治療方針も変わってきます。
薬による治療
白癬菌は抗生物質などが使えないことから、抗真菌薬で治療が行われるのが一般的です。それは主に、内服薬と外用薬で処方されると思いますが、どちらになるかは医師の判断によるでしょう。
また、爪の水虫の場合には内服薬でないと治療が行えないということもあるので、もし爪にまで水虫が広がってしまったらきちんと皮膚科にいって治療してもらいましょう。
水虫の治療はどのくらいの期間が必要なの?
水虫にかかってしまい病院にいって診察をしてもらい、治療についていろいろな話が聞けたり内服薬や外用薬など処方してもらえると思います。
ただ、水虫の治療の期間が長くなってしまうと、
- どうしても油断して失敗してしまう
- 再発してしまう
このような人が多いようで、再発率は約半数ほどという話もあります。
どうして、こんなに再発してしまうのか?
これは、水虫の治療期間の長さや、ちょっとした油断からこのようなことが起こってしまうと考えられています。
水虫の治療期間の詳細
水虫を完全に治療するためには、
爪水虫の場合では、
このぐらいの期間がかかると考えられています。
もちろん個人差や症状の重さ、水虫の種類などさまざまなことが関係してくると思いますが、水虫の治療期間って結構長いんですね。
これは、白癬菌が広がってしまった部分が、新しい細胞に変わるまでの期間なのですが、白癬菌が広がっている角質層が新しいものに変わるまで1~3ヶ月くらいかかると考えられているからです。
そして、爪の場合は全て新しくなるまでに半年ほどの期間が必要になると考えられているからですね。
そして、この長い期間薬をきちんと服用、塗布し続けなければなりません。
水虫が再発しやすい理由
水虫の薬をつかっていると、1週間~数週間ほどでその痒みなどが引いてくる事が多いため、それで治ったと勘違いしてそのままにしてしまう人が残念ながら多いようです。
そうすると
といったケースが多いのが現状です。
また、夏場うまく薬で治療している間に季節も変わって白癬菌が活動しなくなったことで、治ったと勘違いしてしまうことも多いようです。
だから、医師に薬をもらって使っている間は、どんなに治ったと思っても自己判断でやめてはいけないのですね。
水虫の治療でどんな薬が処方されるの?
さて、水虫の治療で処方される薬にはどういった種類があるのでしょうか?
それには主に内服薬と外用薬ですが、それぞれ次のような薬が多いようです。
内服薬(飲み薬)
- イトラコナゾール(イトリゾール)
- テルビナフィン(ラミシール)
内服薬は処方箋が必要となるので医師の診断が必要です。塗り薬で治りにくい爪白癬や角化型の水虫の場合に処方されることが多いですが、副作用(胃腸症状・肝機能障害など)の危険性があるため、妊婦・授乳中・臓器(特に肝臓)が弱い方は服用できない場合があります。
副作用に対する血液検査飲み薬は副作用が出る可能性があるため、開始前及び治療中(定期的)に血液検査を行い、肝機能や腎機能などに異常がないかを確認する必要があります。
外用薬(塗り薬)
- イミダゾール系(アスタットやルリコンなど)
- ベンジルアミン系(メンタックスやボレーなど)
- アリルアミン系(ラミシールなど)
- モルホリン系(ベキロンなど)
- チオカルバミン系(ゼフナート)
医師が診断して水虫の種類にあったものを的確に処方してもらえるので、市販の薬に比べるとより高い効果が期待できると思います。
水虫の市販薬って?
水虫の市販薬にはブテナロックが有名ですが、この薬には
- クリーム
- 液
- スプレー
- エアー
- パウダー
など、水虫の症状に合わせて使い分けることが必要です。
ブテナロックVα[クリーム]- 足の指の間のグジュグジュした水虫に(趾間型)
- 水疱でグジュグジュした水虫に(小水疱型)
- 足裏の厚く角化した水虫に(角化型)
- 足の指の間のカサカサした水虫に(趾間型)
- 水疱でつぶれていない水虫に(小水疱型)
- 足の指の間のカサカサした水虫に(趾間型)
- 水疱でつぶれていない水虫に(小水庖型)
- 足裏などの広範囲に広がる症状に最適です。
- 足の指の間がカサカサした水虫(趾間型)
- 足うらなど広範囲の水虫
- 足の指の間のじゅくじゅくした水虫(趾間型)
- 水疱でじゅくじゅくした水虫 (小水疱型)
このような感じで、
- カサカサしているのかジュクジュクなのか?
- 足の裏など広範囲に広がっているのか?
- 水泡は潰れているのかそうでないのか?
など自分で症状を見て、どのように治療していきたいのか判断しないといけません。
あとがき
自己判断で市販薬を塗っていて治らないという人はなにか治療の仕方が間違っているのだと考えられます。
水虫にも様々な種類があるので、あなたの水虫の症状にあった治療をしていくためにも、医師に相談するのは最も近道で確実な方法だと思います。
また、水虫も初期段階で対応すると、やはりその分だけ治りも早くなります。
これが爪にまで及んだりすると、治すのに時間がかかってしまうことになるので、ちょっとでもおかしいと感じたら、市販の薬でもいいから何かアクションを起こすことが大切ですね。
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