中学生や高校生へと成長してきて、
気づいたら頭からフケがよく出るようになってきた。
と感じることはないでしょうか。
寒くなってきたから乾燥しているのかな?
こんなふうに思って、清潔にするために日頃より入念にシャンプーをしているといった人もいるでしょう。
でも実は、中学生や高校生で発生するフケは、乾燥だけが原因とは限りません。
他にもその成長過程の間に問題があったりすることも考えられます。
では、一体何が原因となっているのでしょうか?
また、女性や男性、小さな子供などに違いは見られるのでしょうか?
今回は、この気になるフケの原因について一緒に見ていきましょう。
中学生や高校生のフケの原因で考えられるのは?
中学生や高校生にもなると、背も高くなるし体重も大きくなりますね。
その頃にはホルモンバランスの変化で思春期ニキビが出来てしまったりなど、何しろ急激な成長が見られる時期になります。
すると、あらゆるところで新陳代謝が活発になり、体の老廃物を外に出そうとする働きも強くなります。
その影響を受けて、頭もフケがたくさん出るといったことが一つの原因として考えられますね。
単純に乾燥していることが関わってくるケースもありますが、この時期のフケは新陳代謝によるものが大きいと考えるのが一般的です。
フケの性質には二種類あって、
- 乾性フケ:乾燥によるフケ
- 脂性フケ:皮脂によるフケ
夜にシャンプーして朝起きた時に頭皮を確認して、
- カサカサだったら乾性フケ
- ベトッとしていたら脂性フケ
このように判別すればわかると思います。
シャンプーの回数が多いことが原因にも。
中学生や高校生の時点でフケが多いと感じると、当然、
こんなふうに思ってシャンプーを念入りに、そして夜だけではなく朝もシャンプーして清潔にしようと考えるのが一般的ですよね。
ただ、このシャンプーの回数の多さが逆にフケの多さに繋がっている可能性があります。
実は、フケが出る原因は、
ここを理解した上で対策していかないとうまく行きません。
頭皮が乾燥しているようであれば、シャンプーのしすぎということも原因の一つでしょう。
頭皮が乾燥しているので、シャンプーよりも「保湿」して潤いを戻すことが最優先ですね。
そこでどのようにすればいいのかですが、
シャンプーをアミノ酸系シャンプーに変える。
アミノ酸系は頭皮に優しいので、必要な皮脂まで洗い流さないため潤いを保ちやすくなります。
一方の脂性フケの場合では、皮脂をしっかりと落とすことは大切ですが、それと同時に食生活や睡眠などの生活習慣の乱れが大きくかかわっていると考えられます。
小さな子供の頃は夜更かしもせずきっちり早い時間に寝ていたし、家で作られる美味しいご飯などできちんと栄養も管理されていたと思います。
でも、中学生や高校生になって、下校時の買い食いや過剰な飲食、勉強や遊びなどで夜更かしするケースも増えるでしょう。
こういったことが体調変化につながって、フケの影響へとなっていることも考えられます。
特に、お菓子や肉類、ジャンクフードなど、この時期にどうしても多く食べてしまうようなものは、原因となりやすいのですね。
脂性フケの改善には日常生活の乱れを改善すること。
また、朝どうしてもフケが気になる場合は、お湯(38℃)で洗い流す程度にしておきましょう。
過度なシャンプーはフケの原因を繰り返すだけになるし、朝より夜にシャンプーすることも大切です。
夜にシャンプーしていないと、皮脂汚れなど詰まったまま就寝することになるため汚れが残りやすくなり、頭皮の臭いに発展しかねません。
女性と男性のフケの原因の違いは?
中学生や高校生のフケを中心に、その原因について見てきましたが、女性と男性でもフケの多さに違いが見られることはあるのでしょうか。
実はここにも違いがあり、それは女性ホルモン、男性ホルモンの分泌量に原因があると考えられています。
男性の場合、男性ホルモンの影響によって、実に女性の約3倍もの量の皮脂が一日に分泌されていると言われています。
ですので、当然頭皮環境も脂性フケに近づきやすいことがわかりますね。
一方の女性の場合には、
髪に対する違い
ここに大きく問題が隠されているように考えられています。
どういうことかというと、
- パーマやカラーによる影響
- ロングヘアーで髪の毛や頭皮にシャンプーが残っている。
- 洗髪後、キチンと頭皮が乾かされていない
男性は髪の毛が短い人が多く、頭皮まで洗えて乾燥もキチンと出来ている場合が多いですが、女性は髪の毛量が多く長い人も多いため、洗髪後のケアがキチンと出来ていないケースも多いですね。
それがフケの原因になっている可能性があるので、普段どのようにしているかもう一度確認したほうが良いかもしれませんね。
ちいさな子供のフケの原因は?
小さな子供の場合、食生活の乱れや睡眠不足などはお母さんたちがしっかりと見てあげれていればなかなか起こらない悩みだと思います。
ただ、アトピーなどで敏感乾燥肌などになっていると、フケがたくさん出てしまったりすることも考えられます。
また、脂漏性皮膚炎などになっていることも可能性としてはあるので、こういった場合は皮膚科にいって診察してもらったほうが早く解決するケースもあります。
わからない時は病院で診察してもらうのと同時に、頭皮ケアのアドバイスもしてもらえると思うので、迷った時はお母さんが連れて行ってあげることも大切ですね。
あとがき
中学生や高校生の時など多感な時期にフケが多くなると、余計な悩みになってやりたいことも手につかなかったり、周りを気にしてしまうことも多くなると思います。
そういう時には、闇雲にシャンプーの回数を増やすのではなくて、自分にあった対策を見つけてそれをやっていくことが大切になります。
でも、まずはそれを確認していくことが最も近道になるので、まずは頭皮の環境や普段の行動から見直していってくださいね。
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